January 6, 2021
proefのリスクになることはしない。
あたらしいソール開発投資をしてくれる。
ブランドの所有権はproefに残してくれる。
販売した分のロイヤリティを支払ってくれる。
同じ商品を販売してもOK。
本当の話なら、ありがたいけど。
でも、そんなことありえるのかな?そんな会話をした。
現状のLoperソールは、天然ゴムで重いため、厚みを持たせることが難しく、靴用として作ったため、夏に素足ではくサンダルとしての昨日は著しく低かった。
現Loper
ずっと軽くて、厚底のソールを作りたいと思っていた。
雨にぬれてもへっちゃらな、ザブザブ洗える靴を作りたかった。
企画書を提出して、今度は菊池さん、大谷さん、五十嵐、私の四人でzoomミーティングを開催した。
色々と話していくうちに、どうやら貿易のノウハウが足りないために、私たちの商品は割高になってしまっていることを知った。
五十嵐も、私も、在学中から起業したので、貿易の知識もノウハウもない。
全て手探りで、やりながら一つ一つこなしてきた。(ちゃんとこなせているかも正直なところわからない。)
考えてみればかなり無謀なことばかり、たくさんしてきたと思う。
せっかくものを作っても、人に届かなければ、知られなければ、なんの意味もない。
より手に取りやすい適切な価格を実現したほうが、会社を存続させるためにはいいのかな?
今までお世話になってきた、たくさんの方達に恩返しをしていくためにも、挑戦した方がいいように思えてきた。
正直、自分を信頼してこの話を持ってきてくれた大谷さんに、また落胆をさせないか、本当にうまく行くかの不安もあった。
デザインを仕事にするって、ほんとうに不思議だ。
でもこれが実現できたら、今まで少ない数量でも応援の気持ちで製品を製造してくれた工場の人たちにも喜んでもらえるかもしれない。
成功したらみんなが幸せになるかもしれない。
失敗しても最後にうまくいけばいいじゃない。
わからないことは相談したらいいし、
できないことはできないといって、たよればいいじゃない。
大丈夫だよ、きっとうまく行くよ。
そう自分に言い聞かせながら。
そんな気持ちで過ごしながら、Danyuさんと具体的な契約の話を進めるところまで進んでいた。
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January 5, 2021
お話をいただいた時、正直とても複雑な気持ちだった。
6000円という値段にも違和感を持ったし、
必要なものを、必要な分だけ作るという考え方で活動してきたので、いきなり2000足製造するということに現実味がなかった。
大学を出てすぐの頃だったり、それこそ学生時代だったら、なんの疑いもなくまっさら気持ちでとりあえず挑戦したい!と思っただろう。
私が大学を卒業し、日本に帰国したのが26歳のころなので、気がついたら9年の社会人生活(と言えるものかはわかりませんが。)がすぎていた。
その間に新しいものを作る苦労や、他企業とのコラボレーションの難しさ、そして何より、Loperはもともと代表五十嵐、オランダ時代の同級生のRoderck、と私の三人で始まったプロジェクトであったことも私の迷いを助長している。色々な経緯があり今はproef社内で運営している。このことについても、いつかここに書きたいと思う。
一緒にお取り組みをしたいと言ってくださったのが商社であるということも気になった。マーケットにある流行っているものを持ってきて、似たようなものを作って売ることと、新しいものを作り出すのはプロセスが全く違う。
私が大学に入る前に、世の中のほとんどのデザイナーの仕事は、前者であるということなのかもしれないと、就職活動している気になって企業のデザイナー求人を見ていて気づいた。
せっかく苦労して勉強したのち、人生の大半を利益を追い求めてコピー商品を作る人生は嫌だな、と思って海外に行った。
日本にいて、大学やら専門学校に行って、就職してのルートには今見える最悪の選択肢以外ないようにかんじたからだ。
初めて海外に移住した18歳の頃は、ロンドンに一年ファインアートと、テキスタイルの勉強をした。その後、アジア人すらいないオランダのアーネムに行った。
なぜ、オランダだったのか、よく聞かれるが、オランダでは、靴を、ファッションや工芸ではなく、プロダクトデザインの一部として扱っている。
クリエイション=社会貢献という考え方が根底にあるように感じたからだ。
アートやデザインは、より良い社会を作るツール。そう考えると靴にできることはまだまだあるような気がしていた。
今でも、世の中にはこんなにいろんなものが溢れているのに、これ以上ものを作る必要なんてないのではないか。
そんな風に考えてしまうことも多い。実際、人間のエゴで、必要以上に作りすぎていることは悪だ。
だけど、きっと何か今の時代だからこそ、人の笑顔を作ることができる何か、を創造する必要もあるはず。
そして転機のタイミングには、必ず新しい人との出逢いがある。
話がだいぶ脱線したが、上手にやらなければ、苦労して作り上げた末に、資金のある会社に全部持って行かれるんじゃないか。
そもそもゆっくりでもいいから、自分たちの資金で進んだ方が長期的に見ていいのではないか。
うまい話には裏がある。簡単に乗らない。
そんなマインドが身についていた自分が、少しは大人になっている気がして驚いた。
一度担当の菊池さんと、大谷さんと三人でzoomで打ち合わせをした。
菊池さんは終始、ニコニコ笑っていて、しっかり話を聞いてくれた。
proefのリスクになることは一切しないと約束をしてくれた。
こんなにうまい話はあるのかなと悩む暇もなく、自分の脳みそはこんなものを作りたい、こんな風にしたい、そんなアイデアが溢れていて、企画書を作った。
とっても楽しかった。
以下が、最初の打ち合わせ後に、こんなことをしたい!とう思いをまとめた企画書です。
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December 28, 2020
The coronavirus pandemic has made it difficult for Loper, who has begun to take off as a shoe-making workshop after many twists and turns, to hold the event itself.
While finding and working on what I can do in my spare time
There aren't many times when I can afford it, so I was spending time relaxing and eating delicious food.
At that time, I received this kind of material.
It's from a shoe manufacturer called Danyu in Asakusa, Tokyo.
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